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ひぐらしのなく頃に ネタバレ レビュー

2_5-higurashi.jpg

前文

どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。

これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。

これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。

それだけが私の望みです。

ひぐらしのく頃にネタバレレビュー

アニメ版「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」を見た上で、
PC版「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に解」におけるトリックの種明かし
を含んだ内容になっています。(100%ネタバレなので注意)
以上のことを踏まえた上で、ネタバレレビューを読みたい方はどうぞ。
ひぐらしネタバレレビュー、追記へとお進みください…


この話は、推理は異常なほど難しいです。
というよりも、謎を解くは、ほぼ不可能と言えるでしょう。
ひぐらしのなく頃にという話は、通常のミステリー物の義務ともいえる。
謎に対して、明確な解答も説明する必要があります。。
それはきちんとした答えとして明示しなくてはいけません。
しかし、ひぐらしでは全ての謎が解明されていませんし、していません。
主軸の謎は物語上で答えが出ていますが、その他の謎は置き去り。
作品全編を公開したというのに、執筆者は一切解説をしません。
結局はひぐらしwikiというサイトや、プレイヤー達が各自で答えを推測し合うのみ。
となっているのが現状です。

正直、この時点でも、極めて悪質だと思いますが

なので、当レビューは本編とネットでの解答を踏まえた自己の解釈に沿って行います。
間違い、勘違いが生じるかもしれませんが、ご了承下さい。

、鬼隠し編
犯人が誰かも分からない。
なぜ自分が狙われるのかも分からない。
そして、どうして最後に圭一が殺されてしまったのか。
ほとんど、まったく加害者、被害者ともによく分からない状態で終わってしまった感じですね。

まず、犯人は、圭一(主人公)本人です。
この鬼隠し編の真相は、実は圭一の疑心暗鬼による被害妄想が原因。
なんでも、雛見沢には風土病「雛見沢症候群(L5)」があって。
その病気にかかると、疑心暗鬼状態になり、被害妄想をして、幻聴や幻覚などを起こす。
つまり圭一が思っていた“雛見沢の豹変”は、圭一が勝手におかしくなっただけ。
他のだーれも悪くない。全部圭一の疑心暗鬼による。被害妄想!

しかし、みんなが疑心暗鬼にさせるような行動が多いのではないかって、思いませんか?
>これは、すべて「雛見沢症候群」における幻聴や幻覚なのです。

「雛見沢症候群」という被害妄想が起こしたからという理由、説明がついてしまうという、
推理性がまったくなく、非常に悪質。これでミステリーの名を語ろうとしている。
被害妄想で犯行理由が成立するだけならまだしも、
描写や演出に反映しているから、たちが悪すぎる。
推理できるとか、できない以前に、妄想でしたという事で何とでも話ができる。
推理物を期待して読んだ方は残念でしたね。つか、これで納得しろっていうのが信じられない。
これってミステリーで推理してくださいって訳じゃなかったけ?


>>背後からの足音の謎
圭一の背後から、いつもひとつ余分に聞こえる足音。
背後を振り返ってみても、そこには誰もいない…

足音の正体は…実はオヤシロサマ(羽入)です。
雛見沢で鎮め、讃えられている神、オヤシロサマ。
L5に発症した人間に興味を持って、観察するために付きまとうとか。

これも酷い。この正体は酷すぎる。
超常現象など、祟りなんてない!ということを事件の核としておいているのに、
推理の説明に、オヤシロサマのような神様を使うとは、推理も糞もありません。
祟りとミステリーをうまく合わせたかったのは判りますが、
超常現象を、解決するのが、推理なのではないでしょうか?

オヤシロサマ(羽入)はL5発症者全員を尾行しています。
なんで尾行するのかって?
>理由は明かされていません。

自分にも理由は理解できません。
尾行するだけしておいて、手立て無しで、
逆に、尾行したせいでみなさん(圭一、詩音など)も狂っていったというのに…
羽入には、その様子が分からなかったのでしょうか?んな馬鹿な。

>>針入りおはぎの謎
魅音、レナからおはぎを渡されました。
普段から疑っていた二人から、渡されたおはぎから針が!
これは、たしかに相手からの殺意を感じざるを得ないシーンであり、
圭一が、犯人は、仲間にいる!と決め付ける最大の理由になるところですね!


正解は…圭一の被害妄想!!
話にもありましたが、これは部活の一環で、あたりの中には、タバスコ
が入っていた性で、“舌を刺す刺激”と“赤い液体”
を感じたわけです。
しかし、被害妄想、疑心暗鬼があったので、これをと勘違いしたわけで…。

風土病「雛見沢症候群(L5)」による被害妄想が原因な訳ですが、
現実的に考えてタバスコを針と勘違いするのは無理です。
しかし、風土病「雛見沢症候群(L5)」による妄想だから、
と解釈できてミステリーがすごい!
それを認めてしまうと、すべて妄想だからで尽きるんですがね。推理なんてできるわけがない。

>>劇薬注射の謎
物語のラスト目前のシーンの出来事ですが、
目が覚めると、傍らにはレナと、魅音の姿が。
魅音は劇薬の注射器を手に取ると、
「部活での罰ゲームだからね」という発言で、
圭一の腕に、謎の注射器の針を…
なぜ魅音は圭一に劇薬を注射しようとしたのでしょう?
正解は、マジックペンだったから。
太字の油性、水性とかあるマジックです。
L5状態の圭一はそれを見間違えて、劇薬を注射されると
被害妄想したんですよ。
これも、すべて「雛見沢症候群」における幻聴や幻覚なのです。

>>風土病「雛見沢症候群(L5)」について
オヤシロさま(羽入)の足音、声をかすかに知覚することができるようになっており、
極度の疑心暗鬼・人間不信状態、一時的に記憶を失くすほど理性が無くなり、
狂気の妄想に取り憑かれて行動を起こす事が多い。
そして、最終的には、個人の精神力や意志を超えて、喉を掻き毟り、
出血多量で死んでしまう場合がある。

、綿流し編&目明し編
鬼隠し編でどれだけひぐらしが悪質な話か理解できたでしょうか。
そもそも、事件の全貌を知った上でも、納得ができない部分が多すぎです。
さて、第2編では、鬼隠し編と全く違った世界。
言うならば、設定はそのままで、事件の前に戻る“転生”した世界です。
今回の主人公も圭一ですが、前の世界の記憶をほぼ全く失い。
また事件に巻き込まれるといった具合です。
この回は、目明し編にて大部分が明かされます。

今回のトリックは、園崎”魅音”詩音”の双子が入れ替わるというモノです。
犯人はというと、魅音の双子の詩音です。
しかし、うまく入れ替わるというのは実際にはかなり不可能なわけで、
まぁゲームということで。(目明し編で明らかになります。)
まず、なぜ”詩音”がこの事件を起こしたかというと、
雛見沢連続怪奇事件を解こうとしたからです。

>>祭具殿で聞こえた“板の間で飛び跳ねる音”について
祭具殿に侵入した鷹野、詩音、圭一。見張り(富竹)
誰もいないはずの祭具殿の中で、詩音と富竹は物音を聞いたという。
子供が板の間で飛び跳ねるような騒々しい音
しかし、圭一と鷹野には全く聞こえなかった、という謎。
>羽入が、鷹野を嫌いだからということで、暴れるらしいという話を聞きましたが、
不明です。

本来、この音の正体は、L5.4発症の時点でも聞こえてきてもいいのですが、
よくわかりません。

>>梨花の劇薬注射奇襲攻撃について
目明し編での事項ですが、
魅音を閉じこめ、見事魅音になりすました詩音。
古手がおしょうゆを貰いにいこうとするが、
というところですが、対暴漢用スプレーを噴出し、詩音の目を潰す梨花。
そして注射器を取り出し、詩音の腕に…

ここで理解できないのは、まず注射器をどこで入手したのか、
そして、なぜ注射器を使おうとしたのか?
というところですが、
>、風土病「雛見沢症候群」を抑えようとするものか、
麻酔のためかもしれません。毒殺しようとしたという意見もありますが、よくわかりません。
逆に、梨花が打ち込まれてしまい、苦しそうな様子を見る限り、
おそらく毒と判断していいかもしれません。
ただ、なぜ毒を打とうとしたのか、意味がわかりません。

>>死体が動き回りすぎなんですよぉ(大石発言)
>答え、二人とも生きていた。
詩音の場合、死んだはずの魅音は双子の入れ替わりで上手くごまかした。
死んだ最後のシーンについては、別の所で解決します。

鷹野についてですが、他人の死体でごまかした。
『鷹野の死体は他県で捨てられていたため、鑑識が適当だった』
作者の話では、他県で捨てられた死体は確かに鑑識がおざなりになることもあるそうです。
特に焼死体の場合は、歯形しか身元が証明できる物がないとか…

また警察の証言についても、内部に”山狗”及び”入江機関”による工作が
あったとして、このようなトリックが使えたということなのです。

>>病院に居た圭一を魅音が襲った件について
なんとか無事助かった圭一だったが、
魅音(詩音)に呼び足されて、あったところを刺されて、
病院へと運ばれ、一命を取り留めたはずの圭一でしたが、
そこで警察の大石から、事件の真相を聞き、
すでに魅音は死んでいる旨を伝えられる。
しかし、大石が立ち去ると、ベッドの下から血まみれの人間が。
死んだはずの園崎魅音が、圭一へと襲いかかる…
これも、風土病「雛見沢症候群(L5)」による被害妄想
というわけです。

牢屋にいた詩音(本当は魅音)が、自分が魅音だと言わなかった点について。
おそらく、脅迫されていた。
もしくは、雛見沢症候群によって、うまくいえなかったという点です。

これは推理をする上での撹乱の為ですが、謎を深くしたたちの悪いシーンのひとつです。

、祟殺し編
いちよう、推理編、第3編目のシナリオ
これで推理しようとしようとしたとしたら、余計に混乱し、意味の判らない所を増やすだけという、
あるいみ最悪のシナリオです。

>>叔父が生きている謎
綿流しの祭りの日、圭一は沙都子の叔父を金属バットで殴り殺した。
しかし翌日、沙都子は叔父が生きていると言う。
今朝も叔父にみそ汁を投げつけられたと、半狂乱に叫ぶ…

>沙都子が被害妄想。(雛見沢症候群よる)
今回の話は、圭一と沙都子が被害妄想に陥る話です。
沙都子が被害妄想で、叔父が生きていると思いこんでいる。
これも、推理モノとしては最悪ですね。雛見沢症候群ひとつでほとんどの事件が解決できます。

>>圭一が祭りにいたと言われるワケ
>皆さんで口裏を合わせたというのが答えです。
これは、雛見沢村の村人は、ダム戦争の名残で口裏を合わせる、という現象で。
つまり村人の誰かに容疑がかかっている時、村人全員で偽証する。
というものです、しかしなかなか手の込んだ偽装です。
鬼隠し編であった事をうまく口裏を合わせたということです。
ただ、本人にこの事を了承していないので、パニックになるのは当然です。
こういう悪質な手口で物語を混乱させようとしているのですから。

>>消えた叔父の死体の謎
最大の意味不明要素です。
埋めたはずの死体が無くなっていたというものですが、
なぜ、意味不明なので、つじつまが合いそうな、可能性を探ってみましょう。

本編では、罪滅し編で魅音が微妙に語っていた。
「近々森林の伐採があるから…」ということで、
魅音が親切に死体をという可能性がありますが、
まず本人がそのことを誰にも話していない。
なおかつ本人でも探す場所が大変なのに、なんで死体の場所を知っているんだ?
ということになります。

”犬狗”か”入江機関”が死体を移動させたと考える場合。
まず圭一が病院を訪ねた時点で、疑われていた精神錯乱をしていた状態で、
知っていた素振りをまったく見せなかった。
また、”犬狗”は、鷹野の死亡偽装のために動いていた可能性が強く。
鷹野自身は、当日、富竹を殺害するために動いて、そしてその帰り際で、
圭一と出会ったわけで、犯行は難しいというわけですが、
この線が落としどころと考えていいのではないかと思います。(かなり微妙ですが)
理由とするとしたら、オヤシロさま事件関連でつじつまを合わせる生贄として、
用意したと考えていいと思います。
その上で、圭一を守ろうとした?(これも意味不明ですが)というところでしょうか。

>>大石と入江の連続死の謎、祟り殺し?
これは比較的簡単です。
祟り殺しなんかじゃない
入江は、”犬狗”を含めた鷹野の計画実行の為に死亡。
大石は、事件を追ううちに、”犬狗”を含めた鷹野の計画実行の妨害になりそうなので死亡。
「ひぐらしのなく頃に、解」で、同様に死亡する所がありましたので、
このようにみて間違いないと思います。
雛見沢村ガス大量発生死亡事件?(嘘)についても、同様に祟りではなく、
鷹野の計画実行の成果であって。
圭一にインタビューした人が死んだ件については別物。
ようは推理を混乱させるための内容と、鷹野の計画実行という真の黒幕を出す為と思われます。



番外

転生について
「ひぐらしのなく頃に」という話が面白させたシステムですが、
このシステムによって、一連の事件の関係を転生させて解決させましょうというものですが、
推理モノとしては、転生システムが曖昧すぎます。
記憶が残ってたり、残ってなかったりって…かなり適当。
しかし、罪滅し編では圭一の記憶が戻ったりしたり。
何度が転生することで記憶伝承?される場合もあるというものです。
”解”における最終局面を起こす為の奇跡としたわけですが、
ストーリーとして見ればかなり面白いですが、ミステリーとしては邪道。
ひぐらしは、ミステリーとして、推理してもらおうなんていうのが、
これが一番の原因かもしれません。。

>>羽入(オヤシロサマ)の存在
この存在もかなり曖昧で、適当。
最後には、現世世界に登場し、最後の切り札として活躍したという事ですが、
ならなぜ初めから出なかったんだ?という考えも浮かび。
こいつががんばらないお陰でここまで、同じような運命を繰り返し、
惨劇を生んでいるのですが、まぁこれも面白いからそうしたという言葉で、
解決できるでしょう。

>>古手梨花について
こいつの存在もかなり曖昧で適当。
たいていの場合、いつもいつも殺害される梨花
腸(ハラワタ)を掻き出されて、生け贄に捧げられてしまう梨花。

転生後はどうやって死んだかさえも覚えていない梨花。
転生システムを理解し、羽入と共に事件を解決しようとがんばっているらしいですが、
200年?100回以上の?転生を繰り返し、意味がわかっていない。
たしかに初めのほうは努力して、途中から諦めてただ何回もその運命に任せていた。
という事らしいのですが、これも作者のご都合主義さがわかります。

それでも、羽入は見ているわけで、殺されている光景など見なかったの?
というところもあり、意味不明な所が多すぎ。
神様(羽入)も転生して記憶をたまに失っているのか?と思えば、
最後では、(羽入)が最後の局面を伝えている…。

☆総評☆
いろいろと書いてきました。
お付合いいただいた方はありがとうございます。
推理モノとしては、外道、最低とみて間違いないですね。
「雛見沢症候群」という最強の技のおかげで、
すべて、描写や言動、解釈すら、解決してしまう。
という事ができてしまうので、すべては、”夢”幻”でもいいわけです。

ただ、勘違いしないで欲しいのですが、批判派ではないです。
実際にひぐらしは文句無しに面白かったし、今までにない衝撃度が高い作品でした。

だからこそ、いい作品であるがゆえに、
ミステリーとしてやるんじゃなくて、
ファンタジーノベルにしておけばよかったんじゃないかと思います。
ファンタジーとしての面白さは抜群ですし、物語に引き込む力も凄いです。
ただ、推理モノのミステリーぽく 題目をおいているので、
それを知っていた上で進めた、作者は外道だと思いました。

参考先

| アニメ | 21時30分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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